recdvbをいじってみた+いじったやつを公開してみた
【動機】
前に書いたPX-S1UDとRaspberryPiを用いて、家中どこでもテレビ(ワンセグ)を実現する。で述べたが、オリジナルのrecdvbではHTTPレスポンスヘッダのContent-Typeがapplication/octet-streamになっているので、Androidスマホ等からアクセスしたときにIntentが働かない。
recdvbから流れているストリーム自体はMPEG2-TSのまんまなので、AndroidやiPhone用のアプリが必要というよりもrecdvb側をいじればいいんだろうということでやってみることにした。
【変更点】
recdvbのContent-Typeは「recpt1.c」内に記述されているので、そこをいじってやってb25有効時とワンセグ試聴時はContent-Typeを「video/mpeg」にしてやった。
数行いじっただけなので、具体的な変更点は後記のgithubのcommitを見てもらえばわかるはず。
【ソースコード】
GitHub - k-pi/recdvbにて公開している。
オリジナルのrecdvbも元サイトが閉鎖されていたので、一緒に上げておいた。
現在復活している(Sat's space)【2016/03/27追記】
【インストール・使用法】
(PX-S1UDの導入方法自体は、過去の記事を参考にしてほしい。その他のdvbデバイスの導入方法については他のサイトを参照すること。)
- autoconf・automakeをインストール
- recdvbソースコードを展開
- ./autogen.shを実行
- ./configureを実行
b25サポートを有効にする場合は、「--enable-b25」オプションを付ける - make & make installを実行
以上で、recdvbをインストールできる。
次に、使用法であるが、録画は、
recdvb (--b25) (--strip) --sid <sid(hd,1seg,etc...)> <channel> <rec_time[sec]> <destination_path>
HTTPサーバー機能は、
recdvb --http <port> (--b25) (--strip)
でOK。
【余談】
今回、テレビ放送をスマホで見るためにrecdvbをいじる方向でやってきたが、
最近の流れから言えば、BonDriverProxy_Linux+recbondなどLinuxでもbondriverを利用する流れが来ているので、recdvbは下火になりそう。
でも、せっかくなのでPX-BCUDのdvbドライバが出たら、BS対応版のrecdvb作ってみようかな・・・
Sat's spaceのSatoshi Nagahama氏がPX-BCUDのドライバ作った上に、BS対応版のrecdvbも作っちゃったよ・・・(゜Д゜)【2016/03/27追記】
製品紹介(Amazon.co.jpアソシエイト)-----------------
PLEX USB接続ドングル型地上デジタルTVチューナー PX-S1UD V2.0
- 出版社/メーカー: PLEX
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2009/02/09
- メディア: Personal Computers
- 購入: 3人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
Raspberry Pi 3 MODEL B 【RS正規流通品】
- 出版社/メーカー: Raspberry Pi
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る